トリミングは、見た目のオシャレだけでなく、毛玉の防止や暑さ対策などの役割もあります。しかし、トリミングにはいくつか注意点があることを知っていますか?老犬の場合は、特に注意が必要です。
そこで今回は、トリミングを行うときの注意点について詳しくご紹介します。トリミングを検討している方の参考になれば幸いです。
1.トリミングを適切な時期に行わないとどうなる?
実は、トリミングを適切な時期に行わないとトラブルが起こってしまう可能性があります。ここからは、いくつかのトラブルについて詳しく解説していきます。
1-1.毛玉を放置しておくと皮膚病になる恐れがある
日常生活でのもつれなどは、少しばかりは問題ありませんが、もつれが全身にあったり、毛玉になったり、フェルト状態になってしまうと、犬にとっては良くありません。このような状態になると、皮膚に空気が届かず、日本の高温多湿の環境では皮膚病になってしまう恐れもあるのです。
1-2.希望のスタイルのトリミングができない
またフェルト状になってしまった場合、ほどくことができないのでカットすることになります。犬の毛が全身フェルト状態になってしまった場合は、バリカンで全身を短くする必要があります。その場合、ご希望のカットスタイルにできなくなってしまうのです。
このような困った状態にならないためにも、適切な時期にトリミングを行うことが大切です。
2.トリミングの適切な時期
頻繁にトリミングを行うと、シャンプー剤の皮脂を落とす成分によって皮膚が乾燥してかゆくなり、フケが出るようになります。また被毛(ひもう)に含まれている脂も取れてしまうので、艶やかなはずの被毛がパサパサになってしまう原因にもなってしまうのです。
そのため、トリミングは一般的に1ヶ月に1度が理想と言われています。ただし、毛の量が多い犬の場合は、毛玉になりやすいので、もう少し短い間隔がいいでしょう。一方で、毛の量が少ない愛犬の場合は、もう少し間隔を開けても大丈夫です。
いずれにしても毛玉にならないように自宅でこまめにブラッシングをすることが必要です。毛玉になると皮膚が炎症を引き起こしてしまう恐れがあるので注意しましょう。
3.トリミングを行うときの注意点
トリミングを行うときの注意点は以下の4つです。
・ワクチンを摂取しておく
・老犬には負担が大きい
・犬の体調を確認する
・トリミングが終わったあとはゆっくりと休ませる
ここからは、それぞれの注意点について詳しく紹介していきます。
3-1.ワクチンを摂取しておく
トリミングサロンは不特定多数の犬が来店するため、ワクチンの摂取が必要になります。混合ワクチンと狂犬病のワクチンの摂取をトリミング前にしておきましょう。
子犬の場合は、3回目の混合ワクチン摂取が終わったあと、約1ヶ月の期間を空けて狂犬病のワクチン摂取を行います。狂犬病のワクチン摂取が終わり、1〜2週間ほど間隔を空けたらトリミングを行うことができます。
3-2.老犬には負担が大きい
愛犬にシャンプーやトリミングなどの施術を受けさせる際は、ペットサロンに犬を長時間預けたままの状態になります。そのため、高齢になってストレスに弱くなってしまった老犬にトリミングなどの施術を行うとかなりの負担がかかってしまう場合があります。
毎日のケアは大切ですが、特に、老犬の場合は、ブラッシングなどのお手入れを念入りに行ってあげましょう。そうすることで、施術がスムーズに進み、サロンに預ける時間も少なくできます。
3-3.犬の体調を確認する
犬の体調が悪い状態でトリミングを行うと、余計に体調を悪化させる原因になってしまいます。そのため、愛犬をトリミングに連れて行く前に、食欲があるか、下痢をしていないかなど普段とは違った様子がないかを確認することがポイントです。
3-4.トリミングが終わったあとはゆっくりと休ませる
トリミングは犬は疲れさせてしまいます。特に、トリミングが初めての場合は、家に帰ってからぐったりと寝込んでしまう場合もあります。ですので、トリミングが終わったあとは、家でゆっくりと休ませてあげることがポイントです。
4.まとめ
今回はトリミングを行うときの注意点について詳しく解説していきました。トリミングを検討中の方は、この記事を読んでトリミングの不安や疑問点を解消して頂ければ幸いです。
また、埼玉市周辺にお住いの方でトリミングを検討中の方は、ぜひ「Hati-Kira」をご利用ください。一匹一匹、大切に心を込めてトリミングしております。もちろんそれぞれに似合うカットなどがありますので、それも率先して提案してまいります。愛犬のトリミングをご検討中の方は、「Hati-Kira」をぜひご利用くださいませ。